【推し本】わたしの人生を変えるキッカケになった本~象の鼻としっぽ~

推し本

こんにちは。
自考力発掘コーチ 岡井です。

わたしの人生を変えるキッカケになった本。
自考力を鍛える上で参考になる本を、推し本として紹介するコーナー。

第1回目は、
わたしがコミュニケーションに関する本の中で、個人的に一番推している本
象の鼻としっぽ
です。

こんな方にオススメ
  • プライベートやビジネスで人間関係に悩みのある方
  • 相手に自分の話がなかなか伝わらないことに悩んでいる方
  • 大切な人とのコミュニケーションをもっと楽しんでいきたい方

第1回目_象の鼻としっぽ

本との出合い

この本との出合いは、今から12年前。
震災後に自分で考えることの大切さを痛感したあと、新しい会社に勤めるようになって数か月後。

営業部と情報システム部の架け橋となる部署に配属されたわたしは、毎日両部署とのやりとりで仲裁することがある意味仕事でした。
営業部には営業部の、情報システム部には情報システム部の言い分があり、お互い自分たちの言い分を言い合う感じ。
埒が明かなくなり毎回間に入ることで調整はなんとかできるものの、さすがに毎回というのは肉体的に精神的にも疲労困ぱいに。。。

どうしてこんな状況になってしまうのか、考えてみるものの全然解決策が見つからないことに悩み続ける日々。

そんな中、解決方法をネットで検索しているときにヒットしたこの記事に、フッと目が留まったのです。

記事内には
コミュニケーションギャップが起きる3つの要因とは
ということに関する内容が書かれていて、読み進めていく中で「なぜ現状を変えることができないのか、要因はまさにこれだ!」ということに気がついて。
一人興奮したときのことを、下記記事を書いているときにフッと思い出しました。

そこで、
この記事を書いている方(細谷功さん)の考え方をもっと知りたい!
と思うようになり出合ったが、今回の推し本である象の鼻としっぽだったのです。

実践してみて気がついたこと

そもそも象の鼻としっぽとは、仏教の説話――古くより伝承されてきた話です。
その中で、複数の人が同じ象について異なる部分を触れることで、象に対する認識がそれぞれ異なるという教えを説いています。
このように、コミュニケーションギャップは、同じ事象を異なる視点から見ることで生じる勘違いが原因であるというのが、この説話の重要なポイントになります。

この話は、言われてみれば当然だとあなたは思いますか?

わたしはこの本を読むまで当然と思っていたかもしれません。
しかし、いざわたしが当事者側になっていると、当然だと思えそうなことがまったく考慮できていなかったことを、この本を読み進めていく中で気づきました。

どういうことかというと、この本と出合ったあとに気がついた一例についてピックアップしてみます。

たとえば、データをどのように扱うのかという話の流れで、管理という言葉をお互いの部署でよく使っていました。
この管理という言葉はお互い使っているのに、なんかいつまで経っても話がかみ合わなくて。

なんでだろう?

と今までなら思って終わっていましたが、

わたし
わたし

(管理という言葉に対して、もしかしたら異なるイメージを抱いているかもしれないぞ・・・)

そう思ってフォーカスしてみることに。

すると、気がついたのは管理という言葉にこめられている意味合いやイメージの深さが異なっていました。

営業部
営業部

集まったデータをどこに保存するといいのか?

情報システム部
情報システム部

保存されているデータをどのように管理すれば、メンテナンス性や保守性を保つことができるのか?

こうやって管理の込められているイメージを言語化すれば、両者の違いが分かりませんか?

ようするに、前者(営業部)では扱ったデータを保存するところまでイメージしているのに対して、後者(情報システム部)ではそのデータを保存した先の話をイメージしています。

それはお互いの部署内では当然の話なので、あえて言葉で表現することはないこと。
けれど、他の部署にとっては当然の話でもなければ、普段注視していることでもないので、管理という言葉に込められている意味合い・イメージが互いにズレていることに気づけていなかったので。

このことが、ようやく体感レベルで感じ取れたのです。

その後、だったらどうしたら互いのズレ・ギャップを認識し、すり合わせることができるようになるのか、を常に考えるようになりました。
時には互いの部署からヒアリングしたことを図式化してたり、マニュアルにまとめたりして、ギャップを認識することから始めるように意識したら、今まで苦戦していたやりとりが嘘かのようにスムーズに進むようになったのです。

あと、ギャップを意識してヒアリングしている最中にわかったことですが、他部署のことはもちろんですが自部署のこともあまりわかっていないケースが少なくなったこと。
もっと詳しく言うと、自分の行っている作業の前後にどんな作業があるのか、説明できるレベルでしっかり把握できていなかったことがわかりました。

そんな状況で話し合いをしていたら、いつまで経っても話が平行線のままになってしまうのは当然のことだったのです。

最後の内容については、この本で語られているコミュニケーションギャップの要因の三つのうちの一つである人はみな自分中心という話に関連した内容になります。

もう一つの要因である伝わっているという幻想に関しては、わたしが妻との間で悩んでいたときがまさにこの状態だったと思います。
妻のために・・・・・やっていることだから誠意は伝わっているはずだと、勝手に解釈していたのだから……。

まとめ

この後5社で実務を経験してきましたが、この時の経験があったおかげで部署間でのトラブル解決や、煩雑してしまっていた業務の見直しなどの際に、大いに役立てることができました。

その結果として、自部署だけではなく、他部署からも頼りにされるように。
派遣社員でありながら、他の派遣社員が任せてもらえていない仕事を任せてもらえるようになって。
以前まではよく失敗ばかりして説教部屋に呼ばれていたのに、有難いことに単独で仕事を任せてもらえるようになったのです。

このように変わっていくことができたのは、何も特別なスキル・テクニックを使ってきたわけではなく、今回のエピソードのように現状を把握してギャップを意識するようになったことがとっても大きいです。

その意識するきっかけになったのが、
今回の推し本
象の鼻としっぽ
だったというわけです。


本では、いろいろと図でわかりやすくコミュニケーションギャップのメカニズムについて解説されています。
そのおかげで、わたしはすぐに仕事で実践することができました。

「本で書かれている内容を参考にすると、わたしの職場ではどのようなメカニズムになっているのかな?」
という感じで、考えるキッカケになったのです。

ここで一つ断っておきますと、
本はあなたが求めている答えが書いてあるのではなく、答えにたどり着くためのヒントが書かれています。
よく聞く話で言い換えますと、魚を与えてくれるのではなく、魚の釣り方を教えてくれるイメージです。

つまりは、どの本についても言えることではありますが、
本を読んで理解できた気になるのが一番危険です
なぜなら、理解した気になると、それ以上分かろうとする気がなくなりますから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つまりは、
日常生活で実践してみて、はじめて理解できるようになる
ということです。

推し本に興味が湧いた方は、読んですぐにあなたの日常生活で実践してみてくださいね。

今回の情報が、あなたにとって何か役立てば幸いです。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

一言入魂〜人生を切り拓く言葉〜

ギャップの中には
思いも寄らない秘宝が隠れているよ。

あなたは見つけられたかな?

今回の推し本



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この記事を書いた人
岡井尚之

自考力発掘コーチ

口コミだけで300人以上(延べ1000人以上)の受講生がいてさまざまなお悩みを解決。
職場でのコミュニケーションを円滑にするための研修を市役所や企業で行う。
また企業で新人研修を行った実績もあり。
保育園でのコミュニケーションサポート、チームサポート。
医療系協会での講習会の開催など。

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