【そもそも話】自分で考えるとは?~自考力について~

まとめ

こんにちは。
自考力発掘コーチ 岡井です!

そもそもの話なのですが、
自分で考えるとは?
ということについて、
プロフィールには書かれていない内容について補足しますね!

そもそも自分で考えるとは?

自分で考える力だけでは説明不足

自分で考える力(自考力)が大事と言われても、なぜ大事なのかイメージがわきにくいのではないでしょうか?

自考力という言葉から、
分でえる
であることは連想できるかと思います。

自分で考えるということであれば、ある意味だれでも常にやっていることのはず。
それなのに、なぜ自分で考えることの大切と言われているのでしょうか?

ほかの方でもすでに自考力という言葉を使っている方はいますので、わたしはどんなイメージ・意味付けをしているのか、この機会に明らかにしていきたいと考えています。

そこで、わたしが自考力というキーワードが大事だということを説明するために、3つのアプローチに分けて補完していきたいと思います。

3つのアプローチとは下記になりますので、一つずつ解説していきます。

  • 自分から考え始めるために必要な「感じる」
  • 物事に対する向き合い方
  • 誰のいつ時点での話をしているのか?

①自分から考え始めるために必要な「感じる」

まず、最初に整理したいのは、どういう状況になったらみなさんは考えますか?

無意識で考えているときはわかりにくいかもしれませんが、なんらか感じることがあってから、考えるというアクションが入ります。

たとえば、仕事がある日の朝起きたときに時計を確認したとします。
その際に、まだ時間に余裕を感じることができたら――

あなた
あなた

まだもう少し寝ても大丈夫か?
それとも、早めに準備して出社しようか?

などの選択肢を考えることができると思います。

ところが、もし起きた時間がすぐに出かけなければいけない時間だったことがわかり、危機感を感じたらどうでしょうか?

あなた
あなた

やばいわ!?
遅刻したらまずいわ!
急いでしたくしなきゃ!

などといって、先ほどのような選択肢を考えることはなく、危機感から遅刻してしまう事態をなんとか回避しようと考えるのではないでしょうか。

ということは、考える前には必ず感じるということがある。
そして、考える内容によって行動する内容が変わっていきます。

つまり、
自分で感じたことが考えるきっかけになり、考えたことによって行動が決まる
ということになります。

このことをベースに考えると、思ったように行動できないと感じるときにどうすればいいのか、を自分自身で考えることができるようになります。

たとえば、長続きしないすぐに行動に移すことができないといった類の悩み。
こういった悩みはいきなり原因を探そうとするのではなく、そういう状況・状態になるまでの一連の流れを認識することが大事です。

どのようなことを感じ、どのようなことを考えていく中で、長続きしない(すぐに行動に移すことができない)といった事態になるのか?

この流れを理解する中で重要になるポイントが、先日開催したセミナーのテーマである違和感なのです。

②物事に対する向き合い方

「物事」の位置づけ

2つ目のポイントは、
物事に対する向き合い方
です。

物事は、自分や第三者を含めた出来事・時間・場所などあらゆるものごとを含んでいます。
そのことに対する向き合い方は、人によってさまざまです。

たとえば、時間に対して。
時間はきっちり守らなければならないという考えがある人とそうではない人では、同じ時間・場所を過ごしていても、前者は常に時間を気にするし、後者はそこまで気にすることはありません。

そのため、時間通りに物事が進まないことに対して、前者の人はいらだち・不安・怒りを感じるでしょう。
すると、どうなるのか?
電車が定刻通りにいっていない場合を例にすると、いちゃもんをつける人もでてきます。
準備が進んでいない連れがいたら、「早く準備して!」とせかしたくなる衝動に駆られるでしょう。

一方で、後者の人は時間を気にしていないので、前者の人ほど感情が揺れ動くことはありません。
なので、特段何かアクションを起こすこともありません。

ちなみに、我が家ではわたしが前者、妻や子どもたちが後者の感じになりやすいですw
以前はそのことに悩んでしまっていましたが、最近では自分のペースを大事にするように心がけるようになったからか、相手のペースに対して苛立ちを感じることは明らかに少なくなっているのを感じています。


一つ一つの物事に対して、自分なりの解釈をする

少し話はそれましたが――
わたしたちは一つ一つの物事に対して、自分なりの解釈をします。
先ほどの例でいえば、時間がわたしを苛立たせるのではなく、わたしの時間に対する認識が苛立つもと・・になっている、ということになります。

つまりは、もしあなたがある物事で悩んでいたとしたら、その物事に対して原因を探していても意味がない、ということになります。
なぜなら、悩むもと・・はあなた自身の中にあるのだから。

だからこそ、もし悩みを解決したいと考えたときには、悩みの原因だと考えていた物事に対するあなた自身の認識を明らかにする必要があるのです。

一つ例を挙げるとすると、たとえばTVのニュースを観ていて、ニュースの内容に不安を覚えたとします。
最近わたしがよく聞く話では、地震・ウイルス・事件の話が、話し相手にとって不安の種です。
けれど、よくよく話を聞いてみると、「TVではこう言っている」とは言うものの、「(そのことを踏まえて)わたしはこれこれこうだから、こう考えている」という話にはほとんどならないんです。

これってどういうことだと思いますか?

今回のケースで言うと、TVのニュースの内容を何も自分にとってどうなのかを考えずに・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵜呑みにしている、ということになります。
「有権者・権威者・有名人が言っているから~」
「科学的に証明されているから~」
「こうやって報道されているから~」
「周りがこう言っているから~」
という前提があり、その上で考えているのです。

なので、自分で考えてはいます。
ただ、考えてはいますが、自分にとってどうなのかという前提がないまま・向き合わないまま、他者の意見を前提にしていることがわかりますでしょうか。

他者の意見・考えは、あくまで自分とは異なる状況から生まれたもの

なぜ他者の意見をそのまま採用してしまうのか?
という根本的な話はありますが、
まずは他者の意見というのがどういうものなのかを理解しておくことが、とっても大切です。

たとえば、ニュースで著名人がある出来事に対する見解を述べたとします。

著名人H
著名人H

●●は危険だから、十分気をつけた方がよいでしょう。

一方で、別に有名人でもない人があなたにこう言ったとします。

一般人A
一般人A

●●はこういうのだから、
危険視することはないよ!

さて、あなたはどのように意見に耳を傾けますか?

おそらく多くの人は一般人Aさんの話には耳を傾けずに、著名人Hさんの話にだけ耳を傾けるでしょう。もしくは、
「Hさんはこう言っているが、Aさんはこう言っている。結局どちらが正しいんだろう?」

正しさは捉え方や前提条件が変われば、いくらでもコロッと変わってしまう不安定なものです。
そんな正しさを基準に考えていたら、おそらく気持ちが落ち着くことはきっといつまで経っても訪れないでしょう。

一方で、自分にとってそれがどういうことなのかを考えることを意識している人であれば、このように考えます。
「Hさんはこう言っているが、Aさんはこう言っている。では、自分にとってはどうなるのか?」
という風に、「まずは自分でどう考えるか?」から始めます。

そうすれば、周囲に流されることなく自分自身の考えや想いを大切にできます。
自分を大切にできれば心に余裕が生まれ安定するので、相手のこと(考えや想い)も大切にできる、というサイクルが生まれるのです。

物事を考える上で、二者択一(正しいor間違い、良いor悪い)だけで判断してしまうと、相手の意見の前提条件を考慮にせずに考えてしまうことになります。

すると、どうなるのか?

仮にHさんにとっては正しい・良いといっていることが、立場や環境などの状況が異なるわたしにとっては正しくはない・良くはないかもしれません。
このように他者の意見を前提に考えてしまうと、この考慮が欠落してしまうのです。

悩みが複雑になるのは自己を軽視した上で、周囲に同調してしまうから

自分と他者では立場や環境が異なるかもしれない
という考慮が欠けると、どうなるのか?

まずは、周りの状況や発信者の言葉に思考や感情が流されやすくなります。
たとえば、芸能人のスキャンダル話で、落ち込んでいる人・落胆している人・怒りを感じている人などがいるようです。
しかし、わたしからするとなぜ直接あなた自身に関係ない人のことで、そこまで影響されてしまうのかが摩訶不思議です。

仮に、その人の熱烈なファンだとしても、そもそもその人のことをどのように認識しているのでしょうか?
まさか、清廉潔白な、なんでも期待に応えてくれるスター・ヒーローだと思っているわけではないですよね。                                                                                                                                    

自分には起きていないことなのに、自分に対して起きているかのような錯覚を受けてしまう。
すると、自分とは無関係なことにも同調してしまうことになり、状況にあたかも流されたかのような印象を受けてしまうのです。

だからこそ、物事と向き合うときに常識や思い込みで勝手に解釈せず、まずは自分にとってで向き合い考えることができるかどうかが、大きな分岐点になっていきます。

物事を勝手に解釈すれば、他者との間にコミュニケーションギャップが生じて、人間関係の悩み・トラブルへと発展していく。



このことに関しては、わたし自身の体験エピソードがありますので、また別のタイミングで共有しますね。
実は、この話は何もコミュニケーションに限った話ではないので、プライベート・ビジネスに限らず応用できます。


最後に、あっちこっち展開した話をポイントをまとめると、下記の通りになります。

  • 悩むもと・・はあなた自身の中にある
  • 悩み解決の糸口は、あなた自身の認識にある
  • 自分の考えや想いを大切にできればできるほど、相手のことも大切に考えることができるようになる
  • 相手の意見を前提に物事を考えると、自分と相手の状況は異なるかもしれない点を考慮できなくなる

③誰のいつ時点での話をしているのか?

①②のことを踏まえて、
3つ目のポイントは
誰のいつ時点での話をしているのか?
です。

自分で考えるときに大事なポイントなので、さらに2つに分けて整理していきます。

誰の話なのか?

会社に勤めている中で、
「社員のために新しい制度・福利厚生をはじめました」
という話に過去何度かなったことがあります。

けれど、「社員のために」と言っていますが、そもそもその社員って誰のことなのでしょうか?
少なくとも、自分が社員でいるときにアンケートをとってもらえたことは、今のところ一度もありません。

「●●のために」という言葉は聞こえは良いです。
もし●●が自分に対して使われた場合には、一度あなた自身に問いかけてみてください。
「本当にわたしのためになるのか、なっているのか?」

また、逆にあなたが●●に使う場合にも同様です。
「本当に●●のためになるのか、なっているのか?」

誰がそう考えているのか?

相手(自分)に確認しないで、勝手に決めつけていませんか?

いつの時点なのか?

プライベートでもビジネスでも
「今までこうやってきたから~」とか
過去の経験から、今からどうするのかを勝手に決めつけていませんか。

昔の成功体験が、そのまま今通用するとは限りません。
逆に、昔の失敗体験が、今も同じようなことが起きるとは限りません。

また、成功・失敗に限らず、
昔のイメージのまま今を捉えてしまうこともあるでしょう。

両親や地元の友人と話していると、今のわたしではなく過去のわたしを通して話しかけていると感じるシーンは少なくありません。
両親や友人に限らず、よく知っていると思い込んでいる人のことは、よく知っていると思い始めたときから認識が変わらないことがよくあります。

たとえば、以前開催していた講座に参加していたメンバーの中で、このような仲良い同士の会話がありました。
「Aさんってこうだよね」
「Aさんらしいよね」

けれど、当の本人のことをあまり知らないわたしからすると、全然その言っているイメージと今のAさんのイメージがまったく合わないと感じて……そのことに衝撃を受けたを今でも覚えています。

実際、そういわれた本人Aさんもどこか納得がいっていない様子で、明らかに認識がズレてしまっているのは間違いなかったようです。

このように、今ではないことを基準にしていると、認識がズレてしまう・ズレてしまっている可能性が高くなります。
特に、無意識下では過去の経験・印象にイメージが引っ張られやすいです。
ついつい、外見があまり変わっていないと、無意識では昔と今では変わっていないと思いがちですから。

だからこそ、何か向き合うことができたときには、過去どうだったかは一旦置いておいて――現状どうなのかを把握すること
そのことにまずはフォーカスすることをオススメします。

昔と今が変わっているかもしれない、という想定ができれば、相手に確認しようという意識ができますからね。
逆に言えば、相手のことをわかっているつもりになっていると、それ以上わかろうとすることはないので、今確認することを怠りがちになる、ということです。

妻との悩みエピソードは、まさにこのパターンによって起きていたのです。





まとめ

ついつい話が長くなってしまいましたが、、、

話のポイントを簡潔にまとめると――

自考力とは?

・感じる(自感力)
・自分を大事にする(自己解釈力)
・現状把握(現状把握力)

の3つから成り立っている。

この3つを意識することで、あらゆる悩みが自分で解決できるようになる。

わたし自身がこれまで解決してきた一例でいいますと、

悩み:妻に対するすれ違い
すれ違っているときに感じた違和感に気づけたことで、妻との間に感じていた悩みの仕組みが判明。
以来、お互いが今想っていることを普段の会話で話すことができるようになり、すれ違うことがなくなっていった。

悩み:仕事でよくミスをしてしまい、上司に説教部屋に呼ばれて怒られるのが日課
自分の想いや考えを大事にできるようになったら、仕事において自分で考えて、発言し、行動することに対する苦手意識がなくなり、仕事の姿勢に変化が。
すると、相手の反応が今までと変わったり、他部署からも相談を受けるようになったりするようになり、以後どこにいっても頼られる存在に。


悩み:他部署との間にいざこざがあり、連携がスムーズにいかないことがあった
どのような業務フローになっているのか現状を把握して整理したところ、互いの部署がやる業務内容が誰もしっかり理解しておらず、認識が食い違っていたことが判明。
情報を共有できたことで、いざこざが解消し、今まで以上に連携がスムーズにいくようになった。

結局、悩みのもとは自分自身にあるので、自分を起点・ベースにして物事を考えることができなければ、必ずといってもいいほど迷走することになります。
なぜなら、そうしないと他の要因がわたしを悩ませていると思ってしまうから
すると、いつまで経っても悩みの仕組みに気づくこともできないし、自分の考えや想いを大事にできず自分を軽視し続けてしまうし、過去のしがらみや思い込みに固執することになってしまうのです。

そこで、自考力を身につけることができれば、自分を苦しめてきた思い込みに気づき・解放することで、自分の考えや想いを大事できるようになります。
自分のことを大事にできれば、同じように相手と接することができるようになります。

相手を思いやりたければ、まずは自分のことを思いやる。

相手に興味をいだいてほしければ、まずは自分のことに興味を持つ。

すべてのベースは、あなた自身です。
あなた・・・からすべてが始まります

そうやって、自分と向き合っていく楽しさを、これから関わる多くの人たちと共有できたらこれ以上幸せなことはありません。

今回は自考力の概要になりますが、次回以降は各ポイントについて実例をまじえて解説していきたいと考えています。

もっとこういったことを知りたいとか、こういったケースではどのように向き合ったらいいのかなど、みなさんからのフィードバックをいただけたら嬉しいです!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


一言入魂〜人生を切り拓く言葉〜

あなたを今自分を大事にできていますか?
確かめるすべや大事にする鍵は、
なんとかしようとしていた「悩み」の中に全部あるよ。



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この記事を書いた人
岡井尚之

自考力発掘コーチ

口コミだけで300人以上(延べ1000人以上)の受講生がいてさまざまなお悩みを解決。
職場でのコミュニケーションを円滑にするための研修を市役所や企業で行う。
また企業で新人研修を行った実績もあり。
保育園でのコミュニケーションサポート、チームサポート。
医療系協会での講習会の開催など。

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